潮汐のしくみ

   潮の満ち引きを潮汐(ちょうせき)というが、これは月の引力によって起きる。ふつう、1日に2回、およそ12時間おきに満潮と干潮が繰り返されるが、この干満の差を十等分して示したものを潮時(しおどき)という。干満の差は一定ではなく、ほぼ15日間周期で変化する。この変化を潮回りといい、差が最も大きい時を大潮、最も小さい時を小潮という。魚は潮に動きがある時にエサを食べるので、潮止まりとも呼ばれる満潮や干潮のピーク時には、ほとんど釣りにならない。 良い潮時は上げ七分(あげななぶ)から三分くらいの潮時と、下げ三分(さげさんぶ)から七分が良い時合いとなる。

魚は潮に動きがある時に釣れる!!

地球(北極から見た図)

 

潮時

  「上げ7分」満潮時まで70%の時と「下げ3分」潮が引き始めて30% の時の潮時が一番釣れるときと言われている。満潮干潮の潮止まりとなる1時間前後は釣れない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

月の引力によって地球の海水が引き寄せられ、満潮と干潮が生じる  
 

 

   
潮回りは、地球、月、太陽の3つの位置関係によって変化し、ほぼ15日周期で繰り返される

 
 
 
新月と満月の時は、月と太陽の引力が同時に地球に動くので大潮となる。下弦、上弦のときには月と太陽の引力がお互いに打ち消しあうので小潮となる