「あ」 | |
青イソメ 青ゴカイ |
緑色をしたイソメ科の環形動物(ゴカイ)。通常10cm前後で、他のゴカイ類より活発に動くのが特徴。韓国から輸入されているので、以前は朝鮮ゴカイと呼ばれていたこともある。喰い・安価・丈夫と三拍子揃った万能エサで、ウキ釣りや探り釣り、投げ釣りまでの広く使われている。青虫とも言う。 |
青 物 | アジ、サバ、ブリなど背中が青い魚。体型は紡錘型で遊泳力が強く、たいていは群れている。一般的に青物狙いといえば、アジやイワシの小型魚ではなく、ブリ、ヒラマサ、カツオなどの大型魚狙いを指す。ブリやヒラマサは、内海より潮通しのよい外洋を好むため、沖磯や船から釣られることが多い。高速で泳ぐ魚は、エラで絶えず大量の酸素補給をし活発な運動量を支えているので、動きにブレーキを掛けて疲れさす=酸欠状態にするのが、釣り上げるコツ。 |
赤 潮 | プランクトンが大量発生し海水が赤くなる現象。海水中の酸素を大量に消費し海を酸欠状態にするため、逃げ足の遅い小魚や磯魚が大量に死ぬこともある。潮が比較的とろく、プランクトンにとって養分となる生活排水が流れ込むような湾内で発生することが多い。 |
上げ潮 | 月の引力により満ちてくる海水。満ち潮。魚の動きが活発化する。反対語は引き潮。 |
朝マズメ | 夜が明けて明るくなり始めた時刻から日の出までの時間。陽の落ちる時分は夕マズメといい、いずれも魚が活性化しエサを摂る時間なので、マズメ時は釣りにはゴールデンタイム。 |
アタリ | 魚がえさに食いついた時、サオやウキが動く状態=魚信。穂先や目印が動いたり、手元に動きが伝わってきたりアタリの反応は様々。青物は別にして、一般的に大物ほど渋いアタリを出す。海面に穂先が引き込まれるような大きなアタリは大アタリと呼ばれ、格別の大物であることが多い。 |
当り潮 | 釣り座に潮がぶつかってくる流れ。一般的に磯では底物狙い、波止ではチヌにいい潮とされている。 |
穴釣り | テトラ、石積の間の隙間に仕掛けを落として釣る方法。カサゴ・メバル・アイナメなど根魚の類を短竿で狙う。比較的確率の高い釣りなので初心者向きであるが、ベテランにもこれ一本というマニアが多い。 |
穴 場 | 一般に知られずに、釣果が望める場所。…とされているが、狭い日本、情報化時代の今日では期待薄。ただ一見釣り荒れた釣り場でも、再評価して開拓できるポイントはある…と思う、ハハハ〜 |
アミエビ | 主にコマセとして利用する1.5〜2cmほどのエビに似たプランクトン。サビキには必須の寄せエサ。暗闇で目視できるほど光るので夜釣りにもよいとされる。仲間には、代表的な海釣りのエサ南極オキアミがある。 |
荒食い | 魚の喰いが非常によいこと。産卵前の荒食い、落ち(水温が下がり沖の深みに移動すること)前の荒食いなどと云う。 |
アワセ | アタリが出た時、魚の口に鈎を掛ける動作。英語ではhookingという、この方が解りやすい。勝手に向こうから掛かってくれるのが向こうあわせである。石鯛のように口が固く鈎が掛かりにくい魚や、投げ釣りのように糸ふけ(糸のたるみ)が大きく出る釣りは、大きく竿をしゃくる大あわせをする。 |
アワセ切れ | 強く合わせすぎて糸を切ってしまうこと。強い竿に細いハリスを組合わせたり、動作に力を入れすぎることが原因。 |
阿波釣法 | 徳島県は人口は少ないのだが釣り人口は異様に多く、昔から伝統的に優れた釣人を産出するので、全国にその名をとどろかせている。中でも磯釣り特にグレ、チヌなどの上物釣りでは、圧倒的にトーナメントを席巻。阿波釣法とは、マキエを絶やすな、竿は右手で持て、釣った魚は自分ですくえなど、この地で伝えられた釣人の守るべきしきたりのこと。あまりにも徳島県人がトーナメントで強いので、この言葉が全国に拡がった。 |
「い」 | |
居食い | その場で居座って魚がエサを食う状態で、引き込まないためアタリが出ないことが多い。出てもモゾモゾしているようなアタリで明確でない。 |
生け締め | 魚の鮮度(旨み)を保つために生きているうちに殺すこと。釣りでは殺すことを締めるという。一般には目の後ろの急所を刃物で突き神経を切断したり、低温の氷水に浸け即死させる。自然に死ぬのを待つと、魚に強いストレスを与え不味くなる。エラや血管を切って血を抜く血抜き(臭みを取る)とは意味合いが違うが、大型魚や青物ではたいてい組合わせて行われる。 |
石ゴカイ | 青イソメよりは一回り小さい虫エサ。全体に赤身を帯びており、青イソメほど丈夫ではないが、よく動く。キス、ハゼなど小さい魚を主に狙う時のエサ。変わった使い方としては、水温の下がった冬場のグレにもなかなか有効。 |
石突き | 釣り竿の一番下の部分で、竿尻を保護する部分。以前は投げ竿では砂浜に突き立てやすいよう先端がすぼまった形状の石突きが装着されていた。軽量化が進む最近の竿では、石鯛竿など一部の竿を除いて見られなくなった。 |
磯釣り | 海岸の岩礁帯で釣る釣りのこと。直接アクセスできる地磯と渡船で渡る沖磯に分けられる。釣りものは磯に定着している磯魚になるが、所によっては大型回遊魚を狙える沖磯もある。非常にアウトドア性の高く人気のある釣りジャンル。 |
一 荷 | いっかと読む。一度に2匹かかること。ダブルとか連(れん)ともいう。ただしフグを同時に2匹釣った場合、間違っても「一荷!」などと人前で叫ばないこと。 |
一 束 | いっそくと読む。魚100尾を1束として数える単位。 |
居着き | 元々、回遊する性格を持ち季節によって居場所を変えるはずが、何かの理由で一定の磯や波止で一年を過ごしているものを云う。チヌによく使われる言葉で、回遊性のものは色が綺麗な銀色、居着きのものは黒っぽい体色なのですぐ分る。通常チヌは冬場になると、水温の下がりやすい浅場を避け、水温の一定した深場に落ちるので岸辺からは滅多に釣れなくなるが、冬場でも撒き餌の絶えない磯や発電所の温排水口では、居着きが釣れる。総じて歳を経た大型が多い。 |
糸ウキ |
主にハリスに付けて使う小さな楕円形のウキ。道糸を浮かせたり、仕掛けの沈むスピードをコントロールする。シモリウキとかハリスウキと呼ばれることもある。 |
一本釣り | 一本の竿でやる竿釣りか、一本の糸でやる手釣りのこと。職漁師は網で魚を取るが、料亭に送られるような魚は一本釣りで釣られることも多い。網で取るより魚体が傷まず、美味しいとされるからである。当然手間が掛かり腕も要求されるので、高値で取り引きされる。 |
糸ふけ | 潮や風で糸が流されたり、オモリが海底について、釣り糸がふける(たるむ)こと。糸ふけは基本的に出さないように釣るのが上手い釣り。糸ふけが多いとアタリを見逃したり、仕掛けを不必要に潮に流される元になる。糸ふけの変化でアタリを取るという技もあるが、これは熟練者に限る。 |
糸よれ | 糸がよれる(ねじれる)こと。糸を螺旋状に巻き取るスピニングリールでは、特に発生しやすい。よれが入ると仕掛けを操作しずらくなるだけでなく、エサが回転する(=喰いが落ちる)といい嫌われる。一時的な対処法としてサルカン(ヨリモドシ)という回転する小物が使われる。 |
入れ食い | 仕掛けを投げ入れると次々に釣れる状態。説明不要〜釣人がいつも夢見ている状況。ただし、サビキでアジをたくさん釣ったからといっても入れ食いとは云わない。反対語は「エサ取りも釣れん!」 |
岩イソメ | 関西ではマムシとかホンムシと呼び、地方により様々な呼び名がある。比較的大きい環虫類で高価。マダイ釣りやチヌ釣りによく使われる。青イソメよりかなり身が固い。遠投してもちぎれにくく、エサ取りにも強いため、カレイ狙いなどの投げ釣りでは常用のエサ。最近では中国からも輸入されている。 |
「う」 | |
浮かす |
掛けた魚を水面に浮かせること。魚は空気を吸うとおとなしくなるので、取り込みやすくなる。タモ入れのコツ。 |
浮き桟橋 | 浮きさんばし。箱型の浮く形状のもので造った桟橋で、潮の満ち引き差の大きい所に設けられる。ポンツーン(pontoon)という。 |
ウキ釣り | 浮力のあるウキという釣り具を糸に取り付け、エサを海面から一定の深さ(タナ)に沈め、そのタナにいる魚を狙う。ウキには非常にたくさんの種類があり、また釣り方にも色々な方法がある。 |
潮 汁 | うしおじる。魚を昆布と塩のみで薄く味付けした汁物。刺身を引いた後のアラを使うことが多く、釣人の定番料理。簡単だからぜひ作り方を覚えて欲しい。 |
打ち返し | 仕掛けを回収してから再投入する動作。手返しともいう。 |
打ち込み | 仕掛けを狙ったポイントへ投入すること。 |
うねり | 大きく起伏する波。太平洋岸では夏から秋にかけて遙か南に発生した台風の影響を受けて、うねりが伝搬してくる。磯では要注意。波にさらわれるときはたいていこのうねりが原因。一見凪いでいるときでも突如として襲うことがあるので注意したい。波止では大型タンカーなどが接近してくるときに注意。足場の低いテトラに乗っているときは気をつけよう。 |
うろこ | 皮膚が角質化したもの。うろこは魚によって様々。タイ、ベラ、ボラの仲間などはうろこが大きく、メバルやカサゴ、カレイの仲間は概してうろこが小さい。フグやカワハギの仲間は、肌が固くざらざらしているがうろこはない。アジの仲間もうろこがないが、しっぽの付近にゼイゴといううろこの変化した堅い部分がある。タチウオはアジ、サバの仲間であるが、うろこがない。新鮮な太刀魚の刺身はこの銀色の皮ごと食す。 |
上 潮 | うわじお、いわゆる表層流。一般的に上潮の時は底潮が動き、下潮の時は上潮が動くとされている。また風の影響を受けて海水面に流れが起きる事もあるが、これも表層流のひとつである。上潮と底潮が流れ方が異なる時を二枚潮と呼ぶ。釣りづらいため釣人に嫌われる潮の一つ。 |
上 物 上物釣り |
比較的海中の上層で釣る魚。主にグレを指す。反対は底物。チヌ、イサギ、アイゴ、メバルなども総称して上物と呼ぶこともあるが、生息するタナがサヨリのように上層という意味ではなく、マキエで上層までおびき寄せて釣ることから、こう呼ばれている。上物(グレ)を専門に追いかける釣り師を上物師という。 |
ウマヅラ | ウマヅラハギのこと。釣りの対象魚はマルハギ(マルハゲ)と呼ばれ、釣り人ならば冬場の美味しい肝を珍重するが、ウマヅラハゲは肝が小さいため、人によってはエサ取りとしてランクが低くなる。食味は決して劣らず、刺身に鍋物いずれもいける。 |
「え」 | |
餌木 |
エギ。アオリイカなどのイカ漁で使用する疑似バリ。元々一部の地方の釣り方だったが、近年のアオリイカブームで飛躍的に使われるようになった。小魚をかたどった木片に、様々な色の生地を巻き付けた和製ルアー。九州山川地方が発祥の地とされ、山川型などというエギの名称も残っている。 |
餌 | 説明は不要ね。エビで鯛を釣るという言葉があるくらい、当然魚が普段食べているものが中心となるが、サナギやダンゴ、パンなど説明の付けにくい餌もある。人工的にシラスなど幼魚、プランクトンに似せたものが疑似餌、俗に言うサビキで、小魚に似せたものが疑似餌=ルアーである。同じ魚でも地方や季節により食性に好みがあり、その時の釣り方釣り場に最適な餌をアタリエサという。 |
エサ取り | エサを上手にかすめ取り、そのくせ釣れない外道(目的外の魚)のこと。フグや、カワハギ、ハオコゼ、ベラ、スズメダイなどが代表。水温の高い時期はエサに群らがるため、対応に苦慮する。エサ取りのような小魚のことをジャミといい、エサ取りとコツコツしたアタリをジャミアタリと呼ぶ。 |
エダス | 道糸からつながる幹糸から、枝状に伸びている針先までの糸。いわゆるハリスのことだが、枝状に出ているからエダスと呼ぶ。長さは対象魚により様々だが、ハゲのようにエサを取るのが上手な魚には、ごく短く取りアタリを取りやすくするのが常道。 |
エ ビ | 釣りのエサに使う生きエビは淡水産と海水産に分けられるが、入手しやすいのは、淡水産のスジエビ(川エビ、シラサエビ)とヌマエビ(ブツエビ)である。一般的に量り売りの単位として一合升が使われているが、地方によっては非常に高いため1匹売りされているところもある。非常に食いのいい万能エサで、チヌ・スズキ・メバルなどを相手に撒きながら釣る関西のエビまき釣りが有名。海エビでは、車エビの子(サイマキ)や、サルエビなどが有名で、大型のタイなどを狙うときに使う。 |
エラ洗い | 魚がハリにかかった時に、海面にジャンプし鈎から逃れようとする動作。スズキが代表的で、エラが鋭いのでハリスが切れてしまう時がある。対処法としては糸の張りを保つことが大事。 |
「お」 | |
追い食い |
複数のハリが付いた仕掛けに一尾掛けた後、続けて鈎掛かりさせること。小アジを釣るサビキ釣りでは必須のテクニック。 |
大 潮 | 新月または満月前後の4日間に起こる潮差の最も大きな潮。魚の動きが活発になるとされているが、夜釣りでは、満月の夜は漁師も休むとされている。逆に闇夜の大潮は絶好の釣り日和となる。 |
陸釣り | おかづり。陸地から釣ること。おかっぱり。 |
オキアミ | 正確には南極オキアミ。エビに似た3cm前後のプランクトンで、極めて高蛋白で栄養に冨んだ海釣りの定番エサ。価格が安いためマキエとしても常用される。このエサの出現で、革新的に海釣りの釣法が刷新された。冷凍で販売されており、解凍して使う。赤っぽいものと白っぽいものがあるが、釣人には喰いがよいとされる白いものが好まれている。 |
置き竿 | 竿を置いたままアタリを待つ釣り。投げ釣りや船釣りでは一般的。反対に竿を手で持つ釣りは手持ちという。 |
沖釣り | 船釣りのこと。 |
送り込む | 魚がエサをくわえた時(アタリ)に、竿先を下げたり道糸を繰り出して、魚に違和感を与えないようにする動作。アタリがあってもなかなか食い込まない喰いの渋い日には、じわり穂先を送り込み、最適なタイミングで喰わすこのテクニックが必要。 |
押さえ込み | ハリ掛かりした魚が、穂先を押さえ込むように引き込むアタリの一種。もたれるなどと表現することもある。 |
落 ち | 水温の下がる晩秋に、魚が深場に移動すること。魚は変温動物であるため、水温が下がると活性が下がる。そのため水温が安定した深場へ移動するのである。水深が浅く外気温に影響されやすいが内海ほど、水温変動が激しくこの傾向が強い。落ちダイ、落ちギスがよく知られるが、スズキやチヌも落ちる。動物の冬眠と同じように、この時期は越冬に備えて荒食いするため、釣りとしてはよい時期になる。体力があるので春先よりもよく引き、脂ものって美味しい。逆に深みから浅瀬へ出てくるのは、水温が上がり始める4月を過ぎくらいになる。 |
落ち込み | 海底の段差。一段深くなっている所。魚がよく着くポイント。 |
おでこ | 魚が一尾も釣れなかったこと。ボウズ。 |
落とし込み | 仕掛けを防波堤の際などにそって、ゆっくり沈める釣法。チヌ釣りでは常道の釣法。他の魚でも自然に落下してくるエサにはよく反応し、アタリが出やすい。 |
おまつり | 仕掛けや道糸が他人と絡んでしまうこと。 |
オモリ | 仕掛けを沈める作用をする鉛。ちいさなものをシズやビシと呼ぶこともある。仕掛けをタナまで落とす役割と、仕掛けを安定させる役割がある。ジンタンと呼ばれる手でつかめないような小さなものから、1kg近くある重いものまで、用途に応じて様々な目方、形状のものが作られている。オモリ使いが上手くなれば一人前。 |
親 潮 | 千島列島沿いから南下してくる寒流。暖流の黒潮と合流する三陸沖は超一級漁場。 |
泳がせ釣り | 小アジなど生きた小魚を鈎に掛け泳がせながら大型魚を狙う釣り。ノマセ釣りともいう。 |
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「は」 | |
場荒れ | ばあれ。乱獲で魚が減ってしまうこと。釣り人が多い都会の波止では仕方のない現象。 |
ハ エ | 岩。岩礁。 |
ハエ根 | 磯の先端から沖に張り出した岩。 |
配合エサ | 何種類ものエサを混ぜてつくったエサ。主に集魚材。 |
爆 釣 | ばくちょう。予想以上に釣れること。まず滅多にない(笑) |
白 灯 | 青灯ともいう。青白い光を出す灯台のこと。昼間見て赤く塗られているのは赤灯。灯台が2つある波止では白灯赤灯でワンセット、入港する船から見て右手が赤灯になる。 |
バース |
berth。船を係留する場所。 |
バック クラッシュ |
両軸受けリールで、スプールが回りすぎ余分な糸が出て絡むこと。仕掛けを飛ばすときになりやすい。最近では防止機構が組み込まれているが、それでも使いこなしに慣れが必要。スピニングリールでは機構上、バッククラッシュが発生しないので初心者向き。 |
波 止 | はと。防波堤あるいは船着場のこと。 |
早アワセ |
はやあわせ。アタリに対して即合わせること。 |
ばらす | 鈎に掛かった魚を取り逃がすこと。一番辛い瞬間。 |
ハリス | 鈎を結ぶ糸。透明度が高く強度のある釣り糸が使われる。 |
半夜釣り | はんやつり。夕刻から深夜前までの夜釣り。納涼を兼ねた夏場に多い釣り。 |
「ひ」 | |
引き釣り | 投げ釣りで、魚の居所を探す、あるいは食い気を誘うために、道糸をゆっくり巻きながら仕掛けを引く方法。 |
魚 篭 | びく。魚を入れておくための竹で編まれた籠。 |
ビ シ | オモリのこと。 |
ヒ ロ | 両手を左右に広げた長さ。1ヒロは約1.5メートル。 |
「ふ」 | |
フカセ釣り | オモリをほとんど使わない軽い仕掛けを潮の流れにのせて釣る方法。ウキを使ったフカセ釣りを特にウキフカセという場合もある。 |
房掛け | ふさがけ。一つの鈎に虫エサを二三匹以上つけること。目立たせてPRする狙いがある。 |
ぶっこみ | 比較的重いオモリを使って、足元に投げ込んで釣る方法。投げ釣りの一種。 |
ブラクリ仕掛 | 赤いオモリのすぐ下に、鈎が結んであるアイナメ専用仕掛け。 |
振り込む | 仕掛けを海中に投げ込むこと。 |
振り出し竿 | 竿先から、順番に次の太い部分に収納できる竿。携帯性に優れる。 |
「へ」 | |
へさき | 船首。 |
べた凪 | 波ひとつなく鏡のように穏やかな海面の状態。 |
ヘ チ | 堤防の堤壁のすぐ際。よく釣れるポイント。 |
偏光グラス | 偏光レンズを使ったサングラス。海面の照り返しを押さえるため水中の様子が観察できる。 |
手の平 | 手の平程度の魚の大きさを表すとき使われる言葉。 |
テンビン | 絡みを防ぐために、仕掛けと道糸の間に付けるL字状の金具。 |
「ほ」 | |
ぼうず | 魚が一匹も釣れないこと。入門者が真っ先に覚える言葉。 |
穂 先 | 竿の先端。竿先。 |
ポンピング | 大物が掛かった時、竿を煽るようにしてリールを巻く方法。竿を立てるときは巻かず、下げるときに巻く |
「ま」 | |
撒き餌 | まきえ。魚を寄せるために撒くエサ。コマセ。 |
まずめ | 日の出と日没前後の時間帯。魚のお食事タイム。 |
「み」 | |
み お | 海、川の船の通り道。水深が深くなっていることが多く、ここもポイント。みお筋ともいう。 |
幹 糸 | みきいと。胴付き仕掛けでエダバリを結ぶとき幹となる糸。 |
み ぞ | 付近の海底より一段落ち込んだ処。魚の通り道になるため好ポイントである場合が多い。 |
道 糸 | みちいと。竿からハリスまでをつなぐ釣り糸。 |
見釣り | 水中の魚を見ながら釣ること。スリリング。 |
脈釣り | みゃくづり。ウキを使わずに脈を取るように、アタリを直接手で取る釣り方。ダイレクトな魚信が楽しめる。 |
みよし | 船の先端。船首。船尾はトモ。 |
「も」 | |
藻 | 藻は水温の下がる冬場から茂みはじめ、春を越えて潮の温む頃からちぎれて消えてゆく。藻場は仕掛けが藻に絡むため釣りづらいが、産卵場となるため魚が寄りつくポイント。 |
「や」 | |
夜光虫 | 夜の海で輝くプランクトン。見た目は綺麗だが、海が富栄養化されている現象ともいえる。本来は、夜光虫が居ない海の方が汚染度が低いとされる。 |
やり取り | 大物や強い引きの魚を掛けたときに、糸が切られないように上手に竿を操作したり、リールから糸を逆転させて魚をあしらうこと。 |
「ゆ」 | |
遊泳層 | 魚が泳いでいる層。タナ。 |
夕まずめ | 日没前後から暗くなるまでの時間。朝マズメと並んで釣りのゴールデンタイム。 |
「よ」 | |
ヨ ブ | 波の作用で海底にできる砂、砂礫の盛り上がり。キスやイシモチが寄りつくポイント。 |
よ れ | 潮流が乱れよじれているようになっているところ。ポイント。 |
「ら」 | |
ランプ釣り | 夜、水面が照らされた所ではプランクトンが集まり、それを食べに小魚が集まる。またそれを目当てに大きい魚が集まってくる。食物連鎖である。その習性を利用したのがランプ釣りである。メバルやアジの釣法の一つであるが、タチウオにも有効。 |
「り」 | |
両軸受けリール | 糸の出る方向と巻き取るスプールの取り付け方が、同じ向きのリール。糸よれが少なく巻き取り力が強い、ドラグの効きがスムーズと云う利点があるが、バッククラッシュを起こしやすい。遠投力に欠けるなどの短所もある。 |
「る」 | |
るんるん♪ | 釣行前日のハイな釣人を指す言葉。残念ながらこの状況は長く続かず、翌日はいわゆる落ち込んだ状況に移行するケースが多い。 |
「わ」 | |
渡し船 | 沖の磯や堤防へ釣人を渡す船。渡船(とせん)。 |
割りビシ | 糸に止めやすいよう、割れ目を入れたオモリ。 |
ワンド | 入り江のこと。 |