この魚の名前は?

ヒント 黒鯛より白い

答え ヘダイ

形態・特徴
体色はクロダイと比較し白っぽい。側線より上の背鰭棘条部中央下の横列鱗数は6.5枚、臀鰭軟条数も10~12本と他の日本産ヘダイ亜科の種よりも多く、体高も高い。体側に何本も縦線が走っており、腹鰭と臀鰭は幼魚で特に黄色っぽい。
分布
南日本。インド洋、オーストラリア。オーストラリア産などは顔つきが違い、別種になる可能性もある。
生息環境
沿岸の岩礁域に生息するが、幼魚は汽水域に入ることもある。
食性
甲殻類、多毛類、軟体動物などを食べる。
地方名
千葉県:ヘダイ、神奈川県:シロダイ、静岡県:モダイ(伊東市)、シロダイ(沼津市)、シラッタイ・白タイ(駿河湾)、三重県:マナジ、京都府:ヘイズ、和歌山県:ハナマル、島根県:ヘイジダイ(松江市)、ヘズ(益田市)、山口県:セダイ、香川県:ヘダイ、徳島県:カイズ・ヘダイ(阿南市)、高知県:ヒョウダイ(兵鯛)・ヒョウゴ、福岡県:ヒエダイ・ヘダイ・ヘェ、大分県:カモヂン、熊本県:セダイ、宮崎県:セタイ・ウンゲ(日向市)、ヘイマダイ(宮崎市)、ヒラダイ(日南市)、鹿児島県:シロチヌ、ヘッ(串木野市)、へー(垂水市)、沖縄県(チバー)
その他
クロダイ属魚類よりもやや沖合いに生息するとされる。産卵期は晩春とされ、稚魚や若魚は塩分の低い汽水域でもよく採捕されている。クロダイのように磯臭さがないといわれ、より珍重されることが多いようだ。

WEB魚図鑑引用